五代友厚 マンチェスター(2)
Godai Tomoatsu, Manchester (2)

王立取引所1866年 The Royal Exchange, Manchester, 1866 (Manchester Local Image Collection)
王立取引所1866年 The Royal Exchange, Manchester, 1866 (Manchester Local Image Collection)

五代友厚は、明治9年(1876年)11月に堂島米会所(The Dojima Rice Exchange)を復興させ、明治11年(1878年)8月に大阪株式取引所(The Osaka Stock Exchange)の発起人、同年9月には大阪商法会議所(The Osaka Chamber of Commercial Law)の初代会頭となった。マンチェスターでそれぞれ類似するものといえば、穀物取引所(The Corn Exchange)、王立取引所(The Royal Exchange)、商業会議所(The Chamber of Commerce)になる。

マンチェスター穀物取引所
マンチェスター穀物取引所1850年頃 The Corn Exchange, Manchester, c1850 (Manchester Local Image Collection)

穀物取引所と王立取引所は、建物は異なるが今も同じ場所にある。現在ディーンズゲート(Deansgate)にある商業会議所は、当時はキング・ストリート(King Street)にあるヨーク・チェンバーズ(York Chambers)で会議を行っていたと新聞あり、ここに事務所を構えていたのだろう。

イギリスではすでに存在したが、日本においては明治時代に初めて設立されたものに銀行、郵便局、病院、庁舎などがある。五代らが訪れた1865年のマンチェスターには、それぞれイングランド銀行(The Bank of England)、郵便本局(The General Post Office)、王立病院(The Royal Infirmary)、マンチェスター市庁舎(Manchester Town Hall)があった。

マンチェスター市庁舎
マンチェスター市庁舎1860年 Manchester Town Hall, 1860 (Manchester Local Image Collection)

イングランド銀行はキング・ストリートに今も当時の建物が残っている。イングランド銀行と同じ通りの斜向いには、かつての市庁舎があった。郵便本局はスプリング・ガーデンズにあったが、現在は高層ビルの一角に郵便局が残るのみである。王立病院は、現在のピカデリー・ガーデンズにあった。つまり、王立病院が移転した後が園庭となったのである

Godai Tomoatsu contributed to the restoration of Dojima Rice Exchange and the establishment of Osaka Stock Exchange.  He became the first chairman of Osaka Chamber of Commercial Law in 1878. Similar places in Manchester would be the Corn Exchange, the Royal Exchange and the Chamber of Commerce respectively.

<参考文献>
Jonathan Schofield, “Manchester Then and Now”, 2009
Manchester Courier and Lancashire General Advertiser, 12 August 1865

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